ツルツルおじさん

2016/07/10
writer：山崎拓
- ナチュラルライフ

昨日、仕事が休みで嫁と娘と家の近くを散歩しました。

僕の住んでいる場所は長野県の安曇野市なのですが、
とても自然が豊かで静かで過ごしやすい場所です。

家から北アルプスが見え、水平線上には緑の田園が広がっています。

その田園沿いを嫁と娘を乗せたベビーカーを押しながら歩きます。

娘にも北アルプスや草木を見てもらいと思い、
ベビーカーの背もたれを少し立てて
風景が見えるように調整します。

ただ、今の娘には目の前にあるものに異常に興味があるらしく、
ベビーカーの安全バンドを手で引っ張り、舐めようと夢中になっています。

まだ、自然の良さはわからないかなー

なんて嫁と話していると、
同じ田園沿いの道に大きな犬を連れたおばちゃんとおじちゃんが目に入ります。

こんにちわー

軽く挨拶して世間話をします。

近くに行くと犬はめちゃめちゃデカく、ちょっとビビるくらい。。。

その犬が娘の乗っているベビーカーに近寄ります。

娘もさすがに犬が至近距離まで近づいたので
犬の存在には気づきましたが
特に表情を変えることなく犬を見つめています。

僕もたじろいだほど大きな犬を目の前にしても
一切動じることのない娘を見て
大物だなーと感心していると　

おばちゃんが

いい子だねー
かわいいねー
もう8ヶ月になったんだ

と近づき、話しかけると娘も笑顔を見せていました。

どうも自然や動物はまだよく分からなくても
人はよく認識しているようです。

こうやって少しずつ世の中のことが分かっていくんだろうなー
なんて思いながら娘を見ていると

今度はおじちゃんが近寄ってきました。

多分娘を笑わそうとしてくれたのだと思いますが、
自分の頭をこすりながらベビーカーに乗った娘に近づいてきます。

「ツルツルだけど大丈夫かなー？？」

しばらくおじちゃんを凝視して・・・

「うっ、うっ、、、うわーん！！」
「びゃーん！！！」

おじちゃんはダメかー　笑

少しベビーカーを離すと泣き止みましたが、、、

実は娘は今、嫁のお父さんやおじいちゃんでも泣いてしまうので
どうやら年配の男性がダメみたいです^^;

こんな感じで、近所の人たちとちょっとしたセッションがありました　笑

slippery-uncle

僕は休みの日にしか散歩には行きませんが、
こうやって歩いてみると、意外に近所でたくさんの人に出会います。

他にもランニングしている青年、
犬の散歩をする別のおばちゃんがいました。

しかも全く知らない人たちではないので
気軽におしゃべりしたり挨拶したりできますし、
豊かな自然の風景も目に入るので、
娘にとってもよい経験になるなーと
感じました。

休みの日に遠出したり、いつもと違う場所に行くこともいいですが
こうやって身近な場所でもゆっくり落ち着いて見渡してみると
実はとてもよい環境が目の前にあったりします。
（北アルプスも綺麗だし、空気も綺麗だし）

灯台下暗し、とはよく言ったものですね。

人はすぐに新しいことや違った環境、
異なるものに魅力を感じ、注意を引かれてしまい、
今目の前にある当たり前のことは見落としがちです。

でも実は目の前にあったり、
すでに持っていることの方が大切だったり、
活用しやすかったりすることはたくさんあります。

これはジャンルを問わず、あらゆることに共通する観点かな？
と思います。

きっとあなたも僕と同じように
すぐ新しいことをやりたくなったり、
新しいものが欲しくなったり、
違う場所に行きたくなることがあると思います。

そんな時は一度立ち止まって、
身近なことに目を向けてみると
素晴らしい発見があるかもしれません^^

PS.
ファッションでも同じようなことが言えると思います。
先日クローゼットを見直してみたら
普段着ていない、まだまだ使えそうな服たちがたくさん出てきました　笑

PPS. 斯く言う僕も明日から夏休みをもらい、北海道に旅行に行ってきます♪

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Profile

山崎拓

1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
３児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。